先日ポストした記事でもお伝えした通り、GOOD THING GOING選曲によるプレイリスト「GTG PLAYLIST」をスタートします。
第1回目のテーマは「MELLOW」。マジックアワーから夜になっていく黄昏モードをイメージして70年代後半のメロウなジャズ、ロック、ソウルを中心にセレクトしています。
GTG PLAYLIST 001 : MELLOW
1. Feel Like Making Love / Ernest Ranglin
ドイツの名門ジャズ・レーベルMPSから1976年にリリースされた『Ranglypso』に収録されているRoberta Flackの名曲カヴァー。究極のメロウネスと言うべき素晴らしいギター・インスト・チューン。
2. Baby Come Back / Player
70年代に活躍したLA出身のロックバンドのデビューシングルにしてビルボード・チャート1位を獲得したヒット曲。哀愁感溢れるメロディーと当時隆盛を極めたAORサウンドを取り入れた爽やかなサウンドが秀逸な1曲。
3. Work It Out / Breakwater
フィラデルフィア出身のヴォーカル&インストゥルメンタル・グループの78年にリリースされた超名盤と語られているデビュー作に収録されているライトメロウ&ファンキーなフリーソウル・クラシック。
4. Be My Lady / The Meters
ニューオーリンズ・ファンクの代表的バンドの77年にリリースされた最後のスタジオアルバム『New Direction』に収録されている珠玉のバラード。ちなみにOKAMOTO’Sのハマ・オカモトもお気に入りの曲のようです。
5. Cosmic Love / Mayer Hawthorne
現代ブルーアイド・ソウルの担い手、 Mayer Hawthorneの2016年に発表された通算4枚目となるアルバム『Man About Town』収録のアーバンメロウ・チューン。7インチでのリリースを未だに切に願うほどの名曲。
6. Every Kinda People / Robert Palmer
Mayer Hawthorneが現代のブルーアイド・ソウルアーティストなら、 70年代はこの人が間違いなくその代表格。そんな彼の78年に発売された4thアルバム『Double Fun』からのシングル。スチールパンをサウンドに取り入れてるところも流石。
7. Coco / Joe Thomas
ニュージャージー出身のサックス/フルート奏者がジャズ・ファンクの人気レーベルGroove Merchantに残したアルバム『Feelin’s From Within』 (1976年) に収録されているメロウ・ジャズファンク。「ブッダの休日」のネタで知った人も多いかも。
8. Touch Me / Tamiko Jones
アトランタ、ロンドンを拠点に活動していた米/日本のハーフ女性ジャズ/ソウル・シンガーのアルバム『Love Trip』からのシングルカット。実はこの曲、カヴァーでオリジナルはMotown等で活動したシンガー/ソングライターのJohnny Bristol。
9. This Feeling’s Killing Me / The Jones Girls
79年にPhiladelphia Internationalからリリースされたデトロイト出身の3姉妹ソウル・グループの1stアルバム『The Jones Girls』に収録されている爽やかなメロウ・グルーヴ。
10. The Sweetest Pain / Dexter Wansel
フィリー・ソウル・シーンを支えたファミリー・バンドMFSBのメンバーとしても活躍した敏腕キーボーディスト・プロデューサーの79年にリリースされた『Time Is Slipping Away』に収録されているミッド・ダンサー・チューン。
11. Keep That Same Old Feeling / Side Effect
LA出身のファンクバンドSide Effectが76年にリリースしたアルバム『What You Need』に収録されているミディアム・ナンバー。この曲のオリジナルはCrusadersで、同アルバムのプロデューサーはそのメンバーのWayne Henderson。
12. Touch Me Take Me (Rocky’s Revenge) / Sexy T.K.O.
中西俊夫とK.U.D.OのプロジェクトSEXY T.K.OによるESTER BYRDEのUKソウル・クラシック「Touch Me Take Me」のカヴァー。後半のダブも心地よいラヴァーズロック仕立てのアレンジ。