最近、「和」のモノにもとても魅力を感じます。
日本人の持つきめ細やかさ、職人的気質、独特な色彩感覚などから生み出されたデザインや機能性の高い、そんなMADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)の優れたものを探したり、見つめ直したいと思う今日この頃。
例えていったら、「亀の子束子」(今日はたわしの日です!)だったり、アメリカのフォントデザイン会社<House Industries(ハウスインダストリーズ)>ともコラボレーションしている長崎の波佐見焼ブランド<HASAMI>の陶磁器だったり、、挙げていったらキリがないほどです。
アート(芸術)の世界についても然り。
ということで、昨日から池袋パルコにあるパルコミュージアムで始まった葛飾北斎の展覧会 『世界が絶賛した浮世絵師 北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~』が気になります。
「冨嶽三十六景」をはじめ北斎芸術の全貌を紹介する50作品
江戸時代後期に活躍した浮世絵の巨匠、葛飾北斎。88歳まで生き存命中に描いた作品は、3万点以上にも登ると言われています。
そのダイナミックで時にユーモラス、そしてビビッドな色使いと写実性に富んだ画風は、日本のみならず海外のアート作品にも多大な影響を与え、今なお愛され続けています。
本展覧会では、世界的にも有名なこの浮世絵師の代表作「冨嶽三十六景」をはじめ、「東海道五十三次」などのシリーズもの、妖怪絵、戯画など葛飾芸術の全貌を紹介する50作品を展示。
アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」も展示
19世紀以後、ジャポニズムが広がり始めヨーロッパで北斎が知られるきっかけとなった「北斎漫画」を展示するとともに、北斎の影響を強く受けたといわれるフランス人画家アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」も本展覧会では紹介。
限定グッズの充実ぶりが凄い
本展覧会の開催に合わせてパルコミュージアムのミュージアムショップでは、葛飾北斎の作品をまとめた書籍や一般商品のほか、展覧会の開催の記念した限定グッズも販売。その充実ぶりが凄いです。
個人的注目は、葛飾北斎の浮世絵がプリントされたパッケージに入っている「北斎らーめん」(4食入りと1食分があり)。
他にも、Tシャツ、マルチケース、iPhoneケース、トートバッグ、マグカップ、マスキングテープ、手ぬぐいなど、20アイテム近くあります。
詳しくは、パルコミュージアムのウェブサイトでチェックしてみてください。
暑い夏、冷房のきいた涼しい美術館で「ジャパニーズ・アート」に触れるのもいいかもしれませんよ。
世界が絶賛した浮世絵師北斎展~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~
会場 パルコミュージアム 池袋パルコ・本館7F
期間 2017/06/30 (金) -2017/07/17 (月) 10:00~21:00
※最終日は18:00閉場/入場は閉場の30分前まで
入場料 一般700円/学生500円/小学生以下無料
※<PARCOカード・クラスS>会員入場料半額 ※<PARCOカード>会員割引対象外
主催 パルコ
監修 中右瑛(国際浮世絵学会常任理事)
協力 ステップ・イースト
デザイン Hata Yurie
企画制作 パルコ/テクノプロ