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ハワイの「Aloha Got Soul」をご存知ですか?

ハワイと言えば、まず思い浮かべるのは、、、やはりフラでしょうか?そしてサーフィンかな?それとも世界屈指の観光地?

アメリカ合衆国50州の中で最後に加盟した州としてハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島、ニイハウ島、カホオラウェ島の8つの島と100以上の小島からなるハワイ諸島。

アメリカなんだけど、アメリカじゃない独自の文化が育まれたのは、1778年にイギリス人のキャプテン・クックが来航したのをきっかけに白人との接触が始まる前から先住民たちが作り上げてきたきた文化があったからこそでしょう。その中で生まれたのが踊りで言うところのフラだったり、音楽ではウクレレやスラックキーギターを使用した美しいメロディーとハーモニーが特徴的なハワイアンミュージックだったりしたわけです。

時代とともにその息吹を吸収しながら変化を遂げてきたハワイの音楽ですが、最もポピュラリティーを得たのた70年代後半あたりではないでしょうか。70年代のAORムーヴメントは、太平洋を渡ってハワイの島にも到着し、独自の発展をしてカラパナセシリオ&カポノといったグループが脚光を浴び、世界的にも注目を集めるようになっていったのです。

ロック、ファンク、ディスコ、ソウル、レゲエなど様々な音楽と元々あったハワイアン・ミュージックが見事に融合したクロスオーバー・サウンドを日夜フレッシュな音を探し求めているDJ達が見逃すはずがありません。世界屈指のディガーであらゆるジャンルを網羅していることでも知られる”King Of Diggin'””ことMUROもその一人。彼が制作した70〜80年代のハワイ音源を中心にセレクトしたミックスCD「Hawaiian Breaks」の評判は、世界中に響き渡ったのです。

そんなMUROの「Hawaiian Breaks」と出会って人生が変わってしまったホノルル在住の青年がいたのです。

Roger Bong (ロジャー・ボング) 。彼がその当人であり、「Hawaiian Breaks」を聞き衝撃を受け、2010年に「Aloha Got Soul」というブログスポットをスタートさせたのです。最初の投稿は、やはり「Hawaiian Breaks」についての紹介記事。まぁ当然と言えば当然ですね。

ブログスポットをスタートさせた彼は、ハワイのあまり世に知られていないレコードをディグし続けながら、ブログではアーティストへのインタビューやその当時の音楽背景などを記事として紹介したり、ミックステープ公開して徐々にその活動の場を広げていきます。

2014年から「Soul Time in Hawaii」というパーティーをスタートさせ、ハワイのみならずロンドンやシカゴでも開催し、2015年にはおそらく彼の念願でもあったレーベルをブログスポットを同じ名称で始めたのです。

そのレーベル第1弾としてリリースされたのが、ハワイアン・ファンクの名曲と言われるMike Lundyの「The Rhythm Of Life」の7インチ (B面には「Tropic Lightning」収録) 。

この7インチは日本にも輸入され、あっという間にソールドアウトしていた記憶があります。その後もMike Lundyの「Nothin Like Dat Funky Funky Music」(こちらも名曲!) や同アーティストのアルバム、ハワイアン・ファンク・バンド、Auraの7インチ/アルバムなど既に数タイトルのリイシュー作品を発表しており、またStrut Recordsからリリースされた70〜80年代中期のハワイ産ファンク、ディスコ、ジャズ、AORをコンパイルした「Aloha Got Soul: Soul, AOR, & Disco in Hawai‘i 1979​-​1985」では選曲を担当しています。

また今年の3月には「Soul Time in Hawaii」の3周年にこちらもおそらく念願であったであろうMUROをゲストDJとしてハワイに招待。

そして遂にこの日本にて「Soul Time in Hawaii」の東京版「Soul Time in Tokyo」が開催されることになりました!

「Soul Time in Tokyo」は、5月26日 (金) に原宿にあるTOKYO CULTUART by BEAMS (アートギャラリーと音楽が楽しめるみたいです ) と三軒茶屋のa-bridge (こちらはアフターパーティー)で開催されるそうで、DJのラインナップはこれから発表されるみたいなので、お楽しみに。

それまでは、過去に開催された「Soul Time in Hawaii」のライブミックス音源をお楽しみください!

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