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段ボールを素材にした組み立て式ランバー・テーブル

韓国のソウルに拠点を置くデザイン・スタジオPESIが、地元の段ボール用品製造会社と共同開発したランバー・テーブル。

そもそもランバー=Lumberとは何かと言うと直訳したら「材木」ですね。で、ランバー・テーブルと言ったら一枚ないし、数枚の材木を天板に使用したテーブルのことを指します。

PESIが素材として選んだのは、本物の「材木」ではなく、あたかも「材木」のように見える「段ボール」。

確かにこれまでにも段ボールを素材とした家具はあることはあったのですが、ここまでデザイン的に優れた遊び心のあるモノは、自分の記憶の中にはなかったような気がします。

組み立て式で作るのも簡単そうです。既にサイズ通りにカットされた段ボールをポリ塩化ビニール素材のリベットで説明書通りに接合していくだけ。

素材が梱包された箱には、11種類の長さの異なる段ボール製ランバーが収納されていて写真にあるような高さや大きさの違う6タイプのテーブルが自分の好みで作れるようです。

色もブルー、レッド、イエロー、グリーンそしてナチュラル (通常の段ボール) があって、単色ではなく色を組み合わせたりもできます。

PESIによると「我々は、折り紙のように折り畳まれたり、層がラミネートされた段ボール家具で新しい造形の言語を探したかったのです」とこの作品について説明しています。

段ボールという素材のポテンシャルに着目し、新たな価値観を持たせようとするPESIのこの作品はドイツのデザイン・コンペティション「ein&zwanzig competition」のウィナーのひとつとなり、「Milan Design Week」にも出店されました。

世界も注目するPESIの段ボールを素材にした組み立て式ランバー・テーブル。商品化されたら是非手に入れてみたいと思います。

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