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ひより著「後悔しないモノ選び」を読んでみた

ブログひよりごとを運営されてる人気ブロガー、ひよりさんの著書『後悔しないモノ選び』を読みました。

この本の冒頭文「はじめに」の見出しには、こう書かれています。

九割の人が買い物で後悔した経験を持っている

自分もこんなブログをやってるので「モノ好き」の部類ですが、いいと思って買ったのに結局ほとんど使わなかったり、安いからと大して必要のないのに思わず勢いで無駄なものを購入してしまったりということがなんと多いことか。

こういう経験って、ほとんどの人に思い当たることなのでは?

本書の著者であり、今では「モノ選びの達人」とも言えるひよりさんでも、やはり買い物で失敗や後悔を繰り返していたそうで、そうした中で「モノ選びにおける失敗を減らす方法」を自分なりに分析してみるようになってから、後悔する買い物がぐっと減ったと書かれてます。

『後悔しないモノ選び』には、ひよりさんが気づかれた、ちょっとした手順や準備、心がけなどによって満足感の得られる「モノ選びの法則」が、女性らしいしなやかで優しげな文章で分かりやすく綴られているというわけです。

意識を変えるだけで、失敗は減らせる

本書は、5つの章に分けて「モノ選びの法則」となるヒントが書かれています。

  • 第1章 意識を変えるだけで、誰でも買い物の失敗は減らせる
  • 第2章 買い物前の準備運動
  • 第3章 後悔しない買い方、選び方
  • 第4章 「もの」を楽しむ暮らしの工夫
  • 第5章 「誰か」のためにものを選ぶ

文章は、見出しとともに適度な文章量で段落わけされててとても読み易く、各章末にはその「まとめ」も記述されています。

例えば、その第1章「意識を変えるだけで、誰でも買い物の失敗は減らせる」「まとめ」がこちら。

  • ウィッシュリストを持つ
  • 常識にしばられない
  • 消費でなく経験だと割り切るラインを持つ
  • 定番を持つことで視野が広がる

過去の買い物を分析してその失敗を二種類に定義して、「買わなければよかったと思うもの」と「買わなくてもよかったもの」に区分けし、「買わなければよかった」と思うことを軽減させる方法として、挙げているのが購入前の商品調査。

購入する前にその商品について調べる、最終的に購入に至るまでのプロセス自体を楽しむ、そこが重要なポイントだとして、欲しいものの絶対に必要な条件(数量、サイズ、機能など)を書き出し、そこに自分にとっての付加価値となる条件(色や素材など)を加え、検索しウィッシュリストを作成していく。

ウィッシュリストを作るだけで買い物はうまくいくようになると、ひよりさんは書かれていて、そのリストの作り方を二つ挙げています。

そのうちのひとつが「自分の好きにこだわりを持つ」というもの。幼少の頃のエピソードを交えて、自分が持っている昔ながらのこだわりや気質を理解することは、もの選びの理由付けになるかもしれないというくだり。これにはかなり納得。振り返ってみると自分にもそういう節が、、、。

そして自分ルールを設けることによって、常識に縛られない賢い買い方や使い方ができるようになったり、こだわりや情報収集から培われたセンスによって、経験してこそわかる「もの」の良さの線引きラインも分かるようになる。

この第1章だけ読んでみても、今まで自分がもしかしたら一部は頭の中では理解していても実践できていなかったことが、具体的な文章で表現されていることによって、「確かに!」と靄が晴れたような気分になりました。

もの選びとは自分を知ること

他の章にも、なるほどと思うようなモノ選びに対するたくさんのヒントやアイデアが書かれています。たとえば、

「なんとなく」を具現化するために画像を収集する

第2章で書かれている「気に入った雰囲気の(インテリア)画像をとにかくたくさん収集すること」というもの。

これは、自分もよくやっていて、インスタグラムでコレクションを作成したり、ピンタレストでも同様なことをしていますが、ひよりさんの場合は、それらの画像の中から共通する点を見つけて自分の好みをより明確化しているところが素晴らしい。

しまいたくなる場所を作ってみる

第3章で書かれている「購入に迷ったときの二つの対処法」のひとつとして書かれていることですが、購入するかどうするか迷っているものしまう場所を先に想定してみるというもの。

これは思いもよらなかった。1シーズンしか使わないような季節品などのしっかり用意してあげて、そのモノを大切に扱うという意味でもとても素敵なアイデア。

ネタばらしになってしまうので、これくらいにしときますが、本当に目から鱗のようなたくさんのヒント、アイデアが散りばめられています。

本書の「おわりに」で、ひよりさんはこう書かれています。

もの選びとは「自分を知る」ということに尽きます。

正にそうだと思います。

自分を知るということは、好みやこだわりをより深く理解するということ。それによって「モノ選び」にも自信が持てるようになること。

そして自分にとって「モノ」とは何かをあらためて考えさせてくれる作品でした。

最後に

ひよりさんの新しい本「ひよりごと」我が家の逸品が、9月に発売されるそうです。

こちらは、単純にどんなものが紹介されてるのか楽しみ。

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